歯ぎしり・食いしばりは危険です!
歯ぎしりや食いしばりは、無意識のうちに行うため、本人が自覚していないことがほとんどです。これらの習慣は歯や顎に大きな負担をかけるだけでなく、全身にも影響を及ぼす可能性があります。歯ぎしりや食いしばりによって歯の表面が摩耗し、歯が割れることも珍しくありません。歯のすり減りが進行すると、歯の神経への刺激が増えて敏感になることもあります。さらに、顎関節痛や顎の動きの制限、頭痛、肩こりなどの症状が引き起こされ、生活に支障をきたす場合もあるのです。朝起きたときに顎がだるく感じるときは歯ぎしり・食いしばりをしている可能性があるため、お早めにご相談ください。
歯ぎしり・食いしばりの原因
かみ合わせが合っていない
歯の噛み合わせが正しくない場合、歯同士の接触や顎の位置に不調が生じ、それに伴って歯ぎしりや食いしばりが引き起こされることがあります。この場合は、かみ合わせを改善することで歯ぎしり・食いしばりがなくなることがほとんどです。日常のストレスを溜めないようにすることも大切です。歯の発生時や生え変わり時の違和感等
子どもの場合、歯が生え始める際や永久歯が生え変わる時期に、歯茎のかゆみや違和感を覚えることがあります。この不快感を解消するために、無意識に歯ぎしりや食いしばりを行うことがあります。歯ぎしり・食いしばりの治療方法
スプリント療法【マウスピースの作製】
マウスピースの装着により、歯ぎしりや食いしばりによる歯の擦り減りを防止することができます。また、負荷を歯列全体に分散させるため、詰め物・被せ物などの破損を予防する効果もあります。マウスピースを初めて装着した際は、違和感を覚えるかもしれませんが、だんだん慣れていくことがほとんどです。 また、マウスピースは、歯ぎしりや食いしばりを根本的になくすものではありません。歯ぎしり・食いしばりによって歯にかかる余計な負担を軽減するために行います。日頃からストレスを溜めないようにすることも心がけましょう。
かみ合わせ治療
かみ合わせの調整は、歯と歯の接触や顎の位置を正常に戻すことを指します。歯並びが前後することで、かみ合わせが悪くなっている場合は、歯や歯茎、顎関節への負担が増加し、むし歯や顎関節症などのリスクが高まります。かみ合わせの調整によって、歯と顎のバランスを整えることで、歯ぎしり・食いしばりが改善する可能性があります。スポーツマウスピースの作製も可能です!
スポーツマウスピースは、スポーツ中における歯や顎の保護、外傷予防、脳震盪の軽減などの効果がある装置です。特に接触の激しいスポーツや飛び跳ねる動作が多いスポーツなどでは、歯や顎のケガを予防するために使用されます。歯科医院で作製されるスポーツマウスピースは市販のスポーツマウスピースとは異なり、個々のお口の形状に合わせて作製するため、最適なフィット感と優れた効果を発揮できます。スポーツのケガを防ぎたい方、パフォーマンスを高めたい方は、当院までお気軽にご相談ください。